TAKUのリスボン日記 2011 ① [高柳卓也]

TAKUです。
ご無沙汰致しております。

今回のリスボンでの滞在も2ヶ月が過ぎようとしています。
やっと最近ネットの環境がマシになりました。
こちらのブログでも近況等を、リスボンでの残りの日々の中で
ちょっとお知らせさせて頂きたいと思います。

今回のリスボン滞在はまたちょっと私にとって違うものであります。

まず今年5月、日本にて 〜 渡ポルトガル3週間前 。
昨年11月に来日してくれたポルトガルギター奏者の ジョアン・シ−タス João Chitas がリスボンでの再会の約束を果たせぬまま、演奏中に倒れ急死してしまったところから始まります。

そして 5月末日、日本を経って 6月からのリスボン滞在。

昨年ジョアンと来日してくれたギター弾きの ヴィタル Vital D'assunçao とは毎日のように顔を合わせます。
ヴィタルと居るということは、ジョアンもそこに一緒に居るということで。

今回非常に深く親交を深めることになった詩人のジョゼ・マヌエル Jose Manuel Machado
彼の家へ ヴィタルとともに入り浸る日々です。
ジョアンも生前はそうだったようで。


ジョアンは来日時に遊びながら曲を作っていました。
その曲を彼は「Fado Tóquio」と言っていました♬

その曲をヴィタルと完成させて作品にしようということになりました。
その思いが、曲が、形になろうとしています。
詩は、今年の日本の震災のニュースがポルトガルで報じられた際にジョアンが言っていた言葉、思いを詩人ジョゼ・マヌエルが詩にして、ヴィタルが彼の曲を形にして、私が歌う。

今回の滞在には、素晴らしかった彼を偲ぶ全ての彼の友人たちと私のジョアンへの思いがどこを切っても込められている。
私にとっての今年のリスボンはそんなリスボンであり、
そしてこれから発信していく私たちのFADOは友愛でありたいとも思います。

彼への友情と思い。
また、日本とポルトガルの友情と友好。

ジョアンが素晴らしい流れを作っていきます 〜☆

DSC00749.jpg
詩人宅に飾られているジョアンの写真です
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