リスボンFesta do Fadoレポートその1 [月本一史]

 こんにちは、Esquina do Somポルトガルギターの月本です。現在所用でリスボンにおります。
 奇しくも今月はファドのお祭り月間です。Casa do Fadoはもちろんのこと、既にいくつか
コンサートに行ってきましたので、ちょいちょいレポートしてみようと思います。

 まずは17日にファド博物館の屋外カフェで行われたコンサート。
これはギタリスタのJosé Manuel Netoが著名なファディスタを迎えて伴奏するというシリーズで、
今回のメインはMaria Amélia Proença。しかし、トップバッターでなんと「最後の伝説」
António Rochaが登場。72歳。彼は私が留学していた時期に博物館で歌を教えていましたんで、
ちょくちょく顔を合わせてお話させて頂きました。今回も本番前にちょこっとお話したんですが、
「3曲だけなんだよ」と残念なご様子。しばらく喉を悪くなさっていたんですが、復調されたようです。
彼のFado Maria Ritaは聴かずに死ねません。ソフトでジェントルでインテリジェント。

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José Manuel Neto
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Anttónio Rocha

そしてMaria Manuel Proença。8歳でデビューし、キャリア60年以上。
この翌日、彼女の功績をたたえるトークイベントが、博物館内でありました。
あまりオープンなイベントではないため、出席者はほぼ関係者とジャーナリストと学者だけでしたが、
そんなに堅苦しい話でもなく面白かったです。ちなみに、ギターは彼女のご子息。
一線で活躍しているヴィオリスタです。

MAProenca.jpg
Maria Améria Proença

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おまけ
歌うのかと思いきや遊びに来ただけだったArgentina Santosと談笑するAntónio Rocha
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明日はとんでもないコンサートのレポートをします。

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